全粒粉は体に悪い?/食物繊維などの栄養価と効果、パンについて

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全粒粉は体に悪い?栄養は?/実は小麦粉パンよりも体に良い

全粒粉は小麦粉よりも栄養価が高い!

全粒粉は小麦粉よりも栄養価が高いのが大きな特徴です。
特に食物繊維やビタミン、ミネラル、鉄分が小麦粉よりも多く含まれています。
小麦粉に比べてカロリーも低く血糖値も上がりにくいため、ダイエットの強い味方です。

残留農薬の可能性がある

それだけを聞くと全粒粉はいいことばかりのようですがそうではありません。
輸入品の全粒粉では残留農薬や防カビ剤などの心配があります。
全粒粉は小麦丸ごとを製粉しているため、表皮部分に残留農薬や防カビ剤などが付着したまま製粉されている可能性が高いのです。

もちろん残留農薬の量は厳しく定められた基準値以内に収まっています。
それでも気になる場合は、無農薬で栽培された小麦や国内で栽培された小麦が使われた全粒粉を選ぶ方が良いでしょう。

食物繊維が豊富ゆえに消化に時間がかかる

食物繊維は腸内環境を整え便通の改善などに効果があります。
ただし食物繊維の多い食品は消化に時間がかかります。
食物繊維が多く含まれている全粒粉を使った食品は、胃腸の弱い人にとっては負担になる場合もあります。

フィチン酸に注意

小麦を丸ごと粉にした全粒粉にはフィチン酸が含まれています。
フィチン酸とは小麦の胚芽部分に含まれ体に有害な物質を排除する働きがありますが、鉄分やカルシウムなどの必要な栄養素まで排除してしまうのです。
ただし過剰に摂取しない限りは心配ありません。

小麦粉のパンよりは体に嬉しい要素がたくさん

全粒粉のパンは小麦粉で作られたパンよりも食物繊維やビタミン、ミネラル、鉄分などを多く摂取することができます。
そのため普段食べているパンを全粒粉パンに置き換えるだけでも栄養バランスは良くなります。
ただビタミンCは含まれないので野菜やフルーツを加えることで、より健康的な食事となるでしょう。
健康意識が高くダイエットや美容を気にする人に全粒粉パンはピッタリと言えるでしょう。

全粒粉は体に悪い?/全粒粉が体にもたらす効果

全粒粉に含まれる栄養素

小麦粉よりも栄養価が高いことで全粒粉は健康を気遣う人に人気があります。
小麦に比べて全粒粉に多く含まれるのは食物繊維、ビタミン、ミネラル、ポリフェノール、鉄分です。
特に食物繊維は多く含まれています。

お米に置き換えるならば小麦粉は白米、全粒粉は玄米とたとえるとわかりやすいでしょう。
小麦の胚乳部分だけを製粉した小麦粉よりも、小麦全ての成分が配合されている全粒粉の方が栄養価が高くなっているのです。
全粒粉のカロリーも小麦粉に比べて少し低いので、健康を気遣う人にもダイエットを気にする人にもお勧めです。

全粒粉は生活習慣病の予防にもお勧め

食物繊維の多い全粒粉は生活習慣病の予防にも効果があります。
なぜなら食後の血糖値の上昇のしやすさを表すGI値が小麦粉に比べて低いからです。
GI値が低いということは肥満になりにくく、糖尿病のリスクも減らすことができるのです。

また糖尿病のリスクを減らす食物繊維は、野菜や果物から摂取するよりも穀物から摂取する方が効果が高いと言われています。
そういった観点から全粒粉はうってつけの食品だと言えます。

ただし食物繊維が多いということは消化に時間がかかるため、胃腸の弱い人には負担になることもあります。
何事もやり過ぎは良くありません。
日常的に無理の無い程度で、全粒粉だけでなく様々な食品から栄養を摂取することを心掛けましょう。

全粒粉は体に悪い?/食物繊維は摂り過ぎに注意

食物繊維の摂り過ぎに注意

生活習慣病の予防の観点から、食物繊維は摂取が勧められる第6の栄養素と言われています。
食物繊維には整腸作用があり便通の改善に役立ちます。
またコレステロールやナトリウムを体外に排出してくれるので、肥満や高血圧の防止に効果があります。

ただし摂取し過ぎると逆効果になる場合もあります。
食物繊維を摂り過ぎるとお腹の張りが増して、お腹の張りや腹痛が起こることがあります。
カルシウム・鉄分・亜鉛などのミネラルの吸収を阻害してしまい、免疫力が低下したり貧血を起こしたりする場合もあります。
食物繊維の摂り過ぎには注意が必要です。

1日に必要な食物繊維の摂取量

食物繊維の必要摂取量は成人男性で1日約21グラム、成人女性で約20グラムと言われています。
しかし全ての年代で食物繊維の量が不足しています。

食物繊維は穀物・野菜・海藻類・きのこ・いも類などに多く含まれています。
普段のおかずにもう1品、食物繊維を多く含む食品で作った副菜を追加すると良いでしょう。
あるいは小麦粉で作られたパンから全粒粉が配合されたパンに置き換えるだけでも効果があります。
全粒粉が配合された食パンなら、5枚切りを2枚食べるだけで1日の必要食物繊維量の約半分を摂取することができるのです。

食物繊維は現代人に不足しがちな栄養素です。
摂り過ぎるとお腹の調子が悪くなる場合もありますが、適度に日常生活に取り入れる分には問題ないでしょう。

全粒粉は体に悪いかについてまとめ

この記事では「全粒粉は体に悪いか」について、小麦粉と比較しつつまとめました。
全粒粉は、小麦をまるごと製粉しているのが特徴で、食物繊維・ビタミン・ミネラル・鉄分といった栄養素を豊富に含んでおり、健康志向の人から支持を集めています。

一方で、残留農薬や防カビ剤などの付着の可能性や、体に必要な栄養素を排除してしまうフィリチン酸という物質が含まれているといった懸念点があります。
もちろん残留農薬については国の基準で厳しく定められていますが、気になる人もいるでしょう。

その他には、全粒粉は食物繊維が豊富に含まれているため、消化に時間がかかり、胃腸の弱い人にとっては負担になる場合も。

低GI値で栄養価が高い全粒粉をうまく取り入れるコツは、無農薬製品や国内産を選ぶ、食べる量を調整することです。
生活習慣予防にもおすすめの全粒粉を、無理なく少しずつ取り入れてみましょう。

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