米粉の特徴/お菓子やパンなどの使い道、種類や違いについて

目次

米粉で作るお菓子/米粉の特徴、焼き菓子を美味しく作るポイント

米粉スイーツのブームで手作りする人も増えていますが、小麦粉をそのまま米粉に置き換えるだけでは失敗してしまうことも多いです。
なぜなら、米粉にはふっくらとした仕上がりの役割を担うグルテンが含まれていないからです。
そのため、米粉スイーツは小麦粉で作るスイーツに比べて膨らみにくく、硬い仕上がりになりやすいのです。

また、米粉の水分量や吸水率が商品によって異なるため、使用する米粉によっては水分不足でパサパサした食感になってしまう場合もあります。
改善方法としては、膨らみの役割を担うグルテンの代用として、重曹やベーキングパウダーを入れるとふっくら仕上げることができます。
また、水分を入れる場合には少ない量から様子を見ながら足していく方が良いでしょう。

クッキーやケーキなどの焼き菓子に向いている

小麦粉で作るお菓子に比べて硬くなりやすくパサつきやすいと言われている米粉ですが、その特徴を活かせばクッキーなどの焼き菓子に向いているとも言われています。
米粉でクッキーを作るとサクサク、ホロホロとした軽い食感に仕上がります。

なぜなら、グルテンが入っていないからです。
グルテンには、混ぜる、こねることで粘りが出るという特徴がありますが、米粉はグルテンフリーなのでサクサクした食感が生まれるのです。

他にもケーキに使う場合、小麦粉ではきめ細かいスポンジ生地を焼くために粉をふるう必要がありますが、米粉はサラサラでダマになりにくいのでふるう必要がありません。
そのため手間が省けて時短になり、洗い物も少なくなるのがとても便利です。

お菓子作りに向いている製菓用米粉

昔から米粉はおせんべいや和菓子作りに使われることが一般的でした。
作る和菓子の種類によって白玉粉や上新粉、もち粉を使い分けるように、お菓子作りにはお菓子に適した米粉を選ぶ必要があります。

スーパーに行くとパン用米粉や製菓用米粉などが販売されており、どの米粉を選べばいいのか悩むことも多いと言われています。
もちろん、パン用米粉でもお菓子は作れますし、製菓用米粉でもパンは焼けます。

ただ、パン用米粉は粘りの出やすいお米の品種で作られていることが多いので、やはり適した米粉を選ぶ方が失敗は少ないでしょう。
製菓用米粉はお米の品種は問わず粒子が細かいので、ケーキやクッキーはもちろん、お料理まで多岐に渡って利用することが出来ます。

米粉で美味しくお菓子を作るポイント

米粉で作るお菓子が失敗しやすい理由の一つは、グルテンが含まれていないことで上手く膨らまなかったり硬くなりやすいことが挙げられます。

ただ、コツさえ掴めば美味しい米粉スイーツを手軽に作ることが出来るようになります。
スポンジケーキに使う場合は、卵を泡だて器ですくっても落ちないぐらいまでしっかり泡立て、出来上がった生地は時間を置かずにすぐ焼きましょう。
米粉ケーキは生地内の気泡を使って生地を膨らませるので、時間を置いてしまうと気泡が潰れて焼いたときに膨らまなくなってしまうのです。

他にもクッキーを焼く際には米粉だけではカチカチになりやすいので、片栗粉などを加えることでサクサクとした食感に仕上げることが出来ます。

いくつか米粉を使ったお菓子のレシピを紹介します。

レシピ/シンプル☆簡単サクサク米粉クッキー

シンプル☆簡単サクサク米粉クッキーの画像(引用:cookpad)
引用:cookpad

材料を混ぜて焼くだけのカンタンレシピ。
まとまりやすいので、初めて米粉スイーツを作る人でも失敗なし!
お子さんとのお菓子作りにもピッタリです。

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レシピ/米粉さっくりスコーン・プレーン

米粉さっくりスコーン・プレーンの画像(引用:cookpad)
引用:cookpad

米粉スコーン、米粉のレシピ検索で1位の人気レシピ。

材料を混ぜてオーブンで焼くだけでカンタンに出来上がります。
米粉のサクサクホロホロ食感がスコーンと相性ピッタリです。

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レシピ/卵・小麦不使用☆ふんわり米粉マフィン

卵・小麦不使用☆ふんわり米粉マフィンの画像(引用:cookpad)
引用:cookpad

卵と小麦粉を使わず米粉100%で作る、優しい甘さの米粉マフィン。
ダイエット中のちょっとしたおやつや離乳食にも。
ココアパウダーや抹茶パウダーを入れてアレンジしてもおいしいですよ。

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米粉の特徴/使い道はパンやクッキーなど

人気の米粉パン・米粉スイーツ

グルテンフリーの食品が注目を集める中、米粉パンの人気も高まっています。
米粉パンは小麦粉で作るパンに比べて水分量が多いため、腹持ちがいいとも言われています。
また噛み応えのあるしっかりした食感なので、何度も咀嚼することで少量でも満腹感を得やすく、ダイエットにも良いと言われています。

米粉スイーツの人気が高まる中、米粉の特徴を活かしたクッキーなどの焼き菓子にも注目が集まっています。
米粉を使ったクッキーはサクサクとした軽い食感が人気で、作り方もパンやケーキに比べると簡単なことから、人気のある米粉スイーツの一つです。

米粉ケーキにもチャレンジ

スポンジケーキやホットケーキも米粉スイーツで紹介されることの多いレシピです。
米粉で作るケーキは膨らみにくいのが難点ですが、グルテンの代わりに片栗粉などを加えることでふっくらと美味しく仕上げることが出来ます。

米粉はとろみづけにも使える

お料理のとろみづけと言えば片栗粉が一般的ですが、米粉も同様に使うことが出来ます。使い方は片栗粉と同じで水に溶いて使います。
他にも離乳食のとろみづけなどに使われることもあります。

いくつか米粉を使ったお菓子のレシピを紹介します。

レシピ/一番簡単でヘルシーな米粉キャロットケーキ

一番簡単でヘルシーな米粉キャロットケーキの画像(引用:cookpad)
引用:cookpad

人参をたっぷり入れたグルテンフリーの米粉キャロットケーキ。

人参の甘さで砂糖少なめのヘルシーなレシピです。
野菜の水分がたっぷり&米粉でしっとり食感なので離乳食としてもOK。
自然な甘さで人参嫌いのお子さんもペロリと食べられること間違いなし!

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レシピ/混ぜるだけ!簡単米粉のホットケーキ♪

引用:cookpad

シンプルな材料で作れる、グルテンフリーの米粉ホットケーキ。
ふわふわもちもちで満足なホットケーキが作れます。

牛乳を豆乳にしたり水に置き替えてもおいしく作れるレシピです。

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米粉パンの特徴/レシピやアルファ化米粉について

米粉でパンを作ると、グルテンが含まれていないため膨らみが悪く硬くなりやすいですが、アルファ化米粉を使用すればしっかり膨らんだパンが焼けると言われています。
アルファ化米粉とは、普通の米粉と何が違うのでしょうか。

米をアルファ化するとは、簡単に言うと炊いたお米や蒸したお米に熱風を当てて急速乾燥させることを言います。
お米をアルファ化することによって、お米の美味しさはそのままに吸水性を高めることが出来るようになりました。
その結果、洗米やつけ置きの手間が省かれ、普通のお米よりも早く楽に炊くことが出来るようにもなったのです。

そして、そのアルファ化されたお米を粉にしたものがアルファ化米粉です。
アルファ化米粉は高い吸水性でまとまりやすく、粘りが出やすいという性質があります。
その粘りがグルテンの代わりとして働いてくれます。
そのためアルファ化米粉が配合された米粉を使うことによって、グルテンが含まれていなくても口当たりの良い膨らみのある米粉パンを焼くことが出来ます。

しかも、アルファ化米粉には冷めても固くなりにくいという性質があるので、時間が経ってもふっくらとした食感が維持できるのです。
アルファ化米粉を使うことによって、今まで難しいと敬遠されがちだった米粉パンを手軽に美味しく作ることが出来るようになりました。
米粉パンに失敗した方やこれから挑戦したい方は、アルファ化米粉が配合された米粉を選べば良いかもしれません。

レシピ/1時間で!グルテンフリーの簡単米粉パン

1時間で!グルテンフリーの簡単米粉パンの画像(引用:cookpad)
引用:cookpad

小麦粉も牛乳も使わないアレルギー対応&グルテンフリーの米粉パンレシピ。
冷めてもふわふわでおいしい、冷凍保存もOKなのでたくさん作り置きしておくのもオススメです。

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レシピ/安い米粉で、グルテンフリー丸パン

安い米粉で、グルテンフリー丸パンの画像(引用:cookpad)
引用:cookpad

業務スーパーの手頃な価格の米粉を使った、グルテンフリーの丸パンレシピ。

パンのしっとり感のために片栗粉を入れることで、次の日もふんわり柔らかさが長持ちします。
ナッツやドライフルーツを入れたバリエーションもオススメ。

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レシピ/グルテンフリー☆私の好きな米粉食パン♡

グルテンフリー☆私の好きな米粉食パン♡の画像(引用:cookpad)
引用:cookpad

パウンド型で焼く、ケーキのような米粉100%食パン。

小麦粉を米粉に置き替える以外は基本のパンの材料と一緒で作れるレシピです。
蒸し器で蒸しパンにするアレンジも楽しめます。

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米粉の特徴/お米や製造方法による種類と違い

米粉はうるち米ともち米から作られる

米粉は使う用途によって種類を使い分ける必要がありますが、米粉になるお米は2種類あります。
それはうるち米ともち米です。
うるち米は私たちが普段食べているご飯のお米のことを言います。
コシヒカリや秋田こまちなどが広く知られています。

もち米はその名の通りお餅やお赤飯などに使うお米のことで、もっちり感と伸びがあるのが特徴です。
それぞれ同じお米でも食感が全く違いますが、その性質の差はいったい何でしょうか。

それは、澱粉成分の構成が異なることです。
うるち米にはアミロースとアミノペクチンが含まれていますが、もち米はアミノペクチン100%です。
そのため、もち米の特徴となる強い粘りが生まれるのです。

米粉の製造方法と用途の違い

米粉にはうるち米ともち米の2種類がありますが、米粉の製造方法によって『生米(ベータ型)製品』、そして『糊化(アルファ型)製品』に分けられます。
『生米(ベータ型)製品』はお米を生のまま製粉したもので、うるち米では上新粉、団子粉、パン用米粉、製菓用米粉などがあります。

もち米ではもち粉、白玉粉などが含まれます。
『糊化(アルファ型)製品』は熱加工されたお米を製粉したものでうるち米ではみじん粉、乳児粉などが含まれ、もち米では寒梅粉、落雁粉、道明寺粉などが挙げられます。
最近人気の米粉パンや米粉スイーツに使われる米粉は生米(ベータ型)製品に分類され、和菓子によく使われる米粉は糊化(アルファ型)製品に分類されます。

米粉の特徴/食感は調理方法によって変わる

米粉は焼き菓子にぴったり

米粉スイーツが人気ですが、その理由の一つに米粉独特の食感があります。
米粉パンは噛み応えのあるもっちりとした食感に仕上がり、噛むほどにお米の甘みがほんのり広がります。
何度も噛むことで満腹感もしっかり感じることが出来るので、ダイエットにも人気です。

また、パンケーキやケーキに使うと表面はさっくり、内側はしっとりとした米粉独特の食感を楽しむことができます。
さらにクッキーに使うとサクサクとした香ばしい食感を楽しめます。
このようにレシピによって色々な食感が楽しめることも、米粉スイーツの人気の一つです。

米粉で作るカスタードクリーム

米粉スイーツと言えばパンや焼き菓子を想像しがちですが、米粉はとろみづけにも使うことが出来ます。
米粉に含まれる澱粉がとろみをつける役割を果たしてくれるのです。
その性質を活かして、焼き菓子だけでなくシュークリームに入れるカスタードクリームも米粉を使って作ることが出来ます。

米粉で作ったカスタードクリームは小麦粉とは異なり、なめらかな口当たりで優しい甘さが広がります。
シュー皮にも米粉を使えば、グルテンフリーで身体に優しいシュークリームの完成です。

米粉パン作りに向いている「ミズホチカラ」の米粉

米粉用に栽培されたお米「ミズホチカラ」とは

米粉で作るお菓子やパンにはうるち米で作られた米粉が使用されていますが、最近では米粉専用に改良された「ミズホチカラ」というお米から作られた米粉が販売されています。
この米粉が、米粉パン作りに最適と言われているのです。

ミズホチカラは熊本県で栽培されている『新規需要米』の一種です。
新規需要米には米粉用や飼料用などが含まれます。
米粉用に改良されたミズホチカラは、私たちが普段食べているお米と何が違うのでしょうか。

ミズホチカラは普通に炊いて食べるとあまり美味しくありません。
一般的に美味しいとされるお米は、ツヤツヤした見た目・甘み・香り・柔らかさ・粘り・適度な硬さがバランス良く合わさったものと言われます。
その中でも粘りと硬さのバランスはアミロースとアミノペクチンという2種類の澱粉の比率で決まります。
ミズホチカラにはそのアミロースが多く含まれているという特徴があり、炊くと硬くてパサパサした食感になってしまうのです。
私たちが「美味しい」と感じるお米が米粉に向いているというわけではないようです。

なぜ「ミズホチカラ」が米粉パンに向いているのか

普通に炊くとあまり美味しくないと言われるミズホチカラが米粉パンに合う理由は何でしょうか。
米粉パン作りには、アミロース含有量が多く、粒子が細かく澱粉の損傷度が低い米粉が向いていると言われています。
これが、米粉パンのふくらみと柔らかさに繋がるのです。

ミズホチカラは米粉用に改良されたお米なのでアミロースの含有量が多く、また粉状の胚乳組織を持っているので砕けやすいという特徴があります。
澱粉の損傷率が少ないということは、パンを焼いた際に膨らみが出て柔らかく仕上がることに繋がります。
また、細かく砕けるという特徴がパンのきめ細かさにも繋がります。
そういった理由から、ミズホチカラはふっくらとした美味しい米粉パンを焼くには最適な米粉と言われているのです。

「米粉の特徴」についてまとめ

この記事では米粉の特徴についてまとめました。
米粉はケーキやクッキーなどの焼き菓子作りに特に向いているようです。
お米のように固くなりやすいのですが、サクサクホロホロの食感が命のクッキーやスコーンではそんな米粉の特徴が活きてきます。

また米粉は小麦粉より粒子が細かいので、ふるう必要がなくダマになりにくいメリットもあります。
意外にも米粉の方が手間をかけずにお菓子を作ることが可能なのです。

扱いやすくてヘルシーな米粉ですが、パンやお菓子作りに使う際は注意点もあります。
膨らみにくく、水分不足で固くパサパサしやすいので、ただ置き替えるだけでなく水分量を増やしたりベーキングパウダーを入れるなどのレシピのアレンジが必要です。

米粉に置き替えて美味しくできるレシピもこの記事で紹介していますので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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