健康にいいのは全粒粉パン
全粒粉の栄養素と効果
全粒粉は小麦粉に比べて栄養価が高く、特にビタミンやミネラル、ポリフェノールが豊富に含まれています。
ビタミンやミネラルは体の調子を整えてくれる働きがあり、ポリフェノールには抗酸化作用によって老化防止に役立ちます。
また、全粒粉は食後の血糖値の上昇を緩やかにしてくれる低GI食品の一つです。
血糖値の緩やかな上昇は肥満になりにくい体質作りにも役立ち、ダイエットや生活習慣病の予防にも役立ちます。
病気になりにくい体作りにもおすすめ
最近の研究では、全粒粉が生活習慣病の予防や病気による死亡リスクを下げるのに役立つということがわかってきています。
全粒粉を多く摂ることにより、心血管疾患やがんをはじめ、2型糖尿病、また、呼吸器疾患や感染症によって起こる死亡リスクが低くなるのです。
全粒粉パンは小麦粉パンに比べてカロリーや糖質が低く、また低GI食品であることから体重の増加リスクも低いと言えます。
これらの効果は、全粒粉を継続して摂取することで得られるものです。
そのため、毎日食べているパンを全粒粉に置き換えるなどすれば効果が高まるでしょう。
肥満は生活習慣病の大敵ですから、気を付けたいところです。
ただし、これらの全粒粉の効果には腸内細菌により個人差があることも補足しておきます。
個人の腸内環境の状態によって、全粒粉が合う・合わないもあるのです。
そのため、全粒粉が自分に合うか合わないか、しばらく試してみてから判断すると良いでしょう。
健康にいいパン/ヘルシーなパンの選び方
ヘルシーなパンの選び方
食生活の欧米化により主食にパンを食べることも多くなりましたが、パンは高カロリー・高糖質なものが多いです。
そのためなるべくヘルシーなパンを選ぶように心掛けましょう。
全粒粉100%パンや発芽小麦粉を使用したパン、甘味料や植物油が無添加のパンなどがおすすめです。
また含まれる食物繊維は3〜5g、たんぱく質量は3〜6gのパンが良いでしょう。
全粒粉パンは消化器系に良い
全粒粉の配合量が多いパンほど食物繊維が多く含まれています。
食物繊維には腸内環境を整える働きがあります。
そのためお通じの改善や美容にも良い効果があります。
その他のヘルシーなパン
全粒粉パン以外にもヘルシーなパンがあります。
フラックスシードパンや麦芽パン、大豆パン、アマニパン、ライ麦パンなどです。
いずれも低カロリーで栄養価が高くダイエットや美容に良いパンです。
中にはあまり聞き覚えのないパンもあり、スーパーなどで手軽に購入するのは難しいでしょう。
インターネットで検索するとレシピも色々出ているので、手作りするという手もあります。
ダイエットや美容を気にしている人はぜひ挑戦してみてください。
健康にいいパンの栄養素と効果
全粒粉パンの栄養と効果
全粒粉パンは小麦粉パンに比べて栄養価が高く、低カロリー・低糖質で健康に良いと言われています。
食物繊維やビタミンをはじめミネラル、また鉄分やポリフェノールなどが豊富です。
食物繊維が多い食品は腸内環境を整えまた低GI食品となるため、血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。
ビタミンやミネラル、鉄分は体の調子を整え貧血防止に役立ちます。
さらにポリフェノールの抗酸化作用で老化防止の効果もあります。
フラックスシードパンの栄養と効果
フラックスシードは「亜麻仁」と呼ばれゴマに似た風味と食感を持っています。
日本ではあまり馴染みがありませんが海外ではスーパーフードとして人気です。
αリノレン酸が含まれ血管の老化防止に役立ちます。
またリグナンと呼ばれる物質が含まれているので、女性ホルモンを活性化してくれる働きもあります。
食物繊維が豊富に含まれている点でも健康や美容に良いと言えます。
ライ麦パンの栄養と効果
ライ麦パンには食物繊維、ビタミンやミネラルが多く含まれています。
そのため腸内環境の改善や体調を整える効果があります。
小麦粉のパンと比べると噛み応えがあるのが特徴でハードパンの一つです。
少量でも満腹感が得られやすくダイエットにも向いています。
また低GI食品なので血糖値の上昇を緩やかにしてくれる働きもあり、肥満になりにくいことで人気があります。
健康にいいパン/全粒粉でコレステロール値をコントロールしよう
コレステロール値とは
生活習慣病の予防や健康診断などでよく聞く「コレステロール値」とは一体何を表しているのでしょうか。
コレステロール値とは、簡単に言うと血液中に含まれる脂質の量を表してます。
脂質は炭水化物やタンパク質と同様に体に欠かせない三大栄養素の一つです。
細胞や臓器、神経の構成成分であり体を動かすエネルギーとして使われます。
ただし摂取し過ぎると体に悪影響が出てしまいます。
コレステロールを上げやすい食品、上げにくい食品
コレステロール値の高い食品には鶏卵や魚卵などがあります。
逆にコレステロール値が低い食品には大豆やもずくなどがあります。
パン食では菓子パンや惣菜パンはカロリーや糖質が高く、コレステロール値が上がりやすいので食べる時には気をつけましょう。
食物繊維の働き
食物繊維にはコレステロールを吸収して体外に排出する効果があります。
そのため積極的に摂取したい栄養素の一つです。
パンなら食物繊維を多く含む全粒粉パンを食べるのがおすすめです。
市販品では全粒粉の配合割合が低い場合があるので手作りするのも良いでしょう。
全粒粉100%で作り、植物性油脂を使用すればよりヘルシーです。
全粒粉についてのまとめ
この記事では「健康にいい全粒粉パン」についてまとめました。
健康にいいとされる全粒粉パンには、低糖質・低カロリーといった特徴があります。
くわえて食物繊維・ミネラル・鉄分・ポリフェノールなどの栄養素が豊富に含まれているという魅力も。
また全粒粉パンは「低GI食品」のため、食べ過ぎを防いだり、血糖値の上昇を抑えたりする効果が期待できます。
その他にも、全粒粉に多く含まれている食物繊維は、コレステロールを吸収して体外に排出する役割があるため、生活習慣病の予防にも役立つでしょう。
全粒粉パン以外で、健康いいパンとしては、フラックスシードパンやライ麦パンもおすすめです。
全粒粉100%パンや発芽小麦粉を使用したパン、甘味料や植物油が無添加のパンなどを選び、健康に気をつかったパン食を心掛けましょう。