米粉のデメリット/グルテンフリーなら栄養素を補うのが大事
米粉と小麦では含まれる成分が異なる
お米も小麦も同じ穀類ですが含まれている成分がやや異なります。
米粉の方が
・ビタミンB1・B2
・ビタミンE
・タンパク質
・カリウム
・カルシウム
・鉄
・不溶性植物繊維
などの含有量が少ないのです。
逆に亜鉛や銅などのミネラルは米粉の方が多く含まれています。
バランスの良い食事が重要
米粉にも小麦粉にも生きていく上で大切な栄養素が含まれています。
小麦アレルギーでないのであれば、極端に小麦粉を排除するのはあまりおすすめできません。
なるべく小麦を摂取しないという緩いグルテンフリーがおすすめです。
極端に小麦を排除すると健康維持に必要なビタミンやミネラルなどが不足する可能性があります。
また健康のために米粉に切り替えても、野菜・肉・魚・豆製品など、バランスの取れた食生活を心掛けましょう。
偏った食生活では、健康効果は期待できません。
米粉のデメリット/米粉パンが体に悪いのは取り過ぎた時
米粉のデメリットはほとんどありません。
しかし小麦粉に比べて糖質がやや多め。
糖質制限を行っている人は注意が必要です。
小麦粉より少しだけ糖質が多い
米粉パンと小麦粉の100グラム当たりのカロリーと糖質量をみてみましょう。
米粉パンは247Kcal、食パンは248Kcal。
ごくわずかですが米粉パンの方が低カロリーです。
糖質の元となる炭水化物の量は米粉パンが51.3グラム、食パンが46.4グラムです。
厳密には炭水化物の全てが糖質に変わるわけではありません。
しかし小麦粉に比べると米粉の方が糖質量が多いといわれています。
食べ合わせのおすすめは発酵食品
糖質が気になる方は発酵食品といっしょに食べるのがおすすめです。
発酵食品は糖を分解する働きがあるので、糖分の吸収を少なくしてくれます。
またメーカーによっては米粉パンであっても、少量の小麦粉が加えられている製品もあります。
アレルギーのある方はこの点にも気をつけましょう。
米粉のデメリット/ダイエットの効果は限定的
ダイエット効果の医学的根拠はない
米粉は必須アミノ酸が多く含まれている良質な食費です。
グルテンフリーですから、アレルギーや腸へのダメージの心配もありません。
ただし過信は禁物です。
小麦粉に加えてビタミンBなどが少ない、糖質が高めなどのデメリットもあるからです。
また現時点では、米粉(グルテンフリー)のダイエット効果に関する医学的な所見は発表されていません。
極端なグルテンフリー生活には注意
もともとグルテンフリーは小麦アレルギーなど体に悪い症状が出る人のための食事療法でした。
しかしアレルギーでもないのに、極端なグルテンフリーの食生活はおすすめできません。
必要な栄養素が足りなくなることがあるからです。
また厳しい食事制限に耐えられず、途中で挫折するケースも多いのです。
米粉の効果を過信しすぎず健康的なダイエットを目指しましょう。
米粉のデメリットまとめ
この記事では米粉のデメリットについてまとめました。
健康に良いと言われている米粉ですが、食べ過ぎると糖質の摂り過ぎになってしまいます。
食べ過ぎが良くないのはどんなにヘルシーな食品でも共通です。
またダイエットを目的として米粉を選ぶ人にとっては「医学的根拠がない」ことも注意したい点です。
食べ応えや満腹感、良質なたんぱく質が摂れるなど結果的にダイエットに繋がるメリットは多数あります。
しかし、米粉そのものにダイエットに効果的な成分が含まれているわけではありません。
米粉がなぜダイエットに良いと言われているのか、事前にチェックしてから取り入れるようにしましょう。
グルテンフリーを実践する際は、不足してしまう栄養素があることも気をつけましょう。